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人間誰しも歳をとる。

歳をとって、身体が弱り、
やがてこの世に別れを告げる瞬間も、
穏やかな気持ちで迎えたい。

そのための癒しの空間は、
できれば住み慣れた自分の家がいいだろうが、
介護などの状況で
自分の家を離れざるを得ない場合もあるだろう。


そんな癒しの空間を求めて、
昨日、たまプラーザにあるシニア住宅を見に行った。


シニア住宅とは、
自立して生活できるお年寄りのための集合住宅で、
食事のサービスの他に、
家の中に呼び出しボタンが着いていたり、
車椅子でも生活できる
バリアフリーの環境が整っている施設である。

今回見た施設は2件あるが、
どちらもまだオープンして間もない
最新のシニア住宅であり、
新聞広告や交通広告で見かけて
気になっていたものである。


まだ親は健康で、
すぐに施設に入る予定はないし、
もし入るとなっても
高級施設に入るだけの蓄えがあるわけではないのだが、
後学のために
(もちろん数十年後には
自分も入ることになるかもしれないわけで)
見学してみた。


1軒目は東急系の
グランクレール美しが丘」。

26bb3ee2.jpg

eed33e97.jpg


高級マンションか、
会員制ホテルかと思われる空間。

自立型だが、
介護が必要となった場合は、
系列の老人ホームに移ることができる。


2軒目は東京海上系の
ヒルデモアたまプラーザ・ビジッジⅢ」。
 
ac956788.jpg

14b4b24f.jpg


ここは施設も立派だったが、
その理念やサービスの質の高さに感銘を受けた。


例えば
廊下につかまって移動できるよう
手すりがついているのだが、
手すりが木製で壁のデザインの一部となっており、
手すりとしての存在感を薄めることで、
いかにも施設という感じを軽減させる効果となっている。


このヒルデモアは敷地内に他に2棟の建物があり、
そちらは基本的には介護型の施設である。

今回、見学した自立型の施設に住んでいて、
介護が必要になった場合には、
まずは、同じ敷地内の介護型の施設から、
スタッフが出張してきて介護にあたる。

それでも介護が難しい状況になった場合は、
自立型の施設を出て、
介護型の施設に移るという
2段階のプロセスを踏むことになる。

どうしても自立型のシニア住宅の場合、
介護が必要になったら出て行ってもらう、
というかたちになりがちだが、
この2段階のプロセスを踏むことで
その状況が緩和されている。

さらに介護型の施設に移っても
重い病気になってしまった場合は
病院に移ることになるが、
ヒルデモアの場合、
ターミナルケアも可能な限り行うという考え方で、
「その時」を迎えるまで
安心してここで過ごしてもいいですよ、
というメッセージが感じられる。


老いることのつらさや悲しみを癒すというのは、
人間にとっての究極の癒しかもしれないが、
それを具体的な施設やサービスにまで
昇華させているところがあるのだと
感動を受けたヒルデモア見学であった。


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